
キミと一緒に…
第3章 クラブ!!
4時間目 ~社会~
「みんなに質問でーす♪歴史人物のなかで一番好きなのはだーれ?」
「はいはいはい!!おれは織田信長!!」
「えー、俺は豊臣秀吉だなー。」
「俺は断然徳川家康だな。」
「みんな定番ちゅうの定番ね。他には?」
「はーい!卑弥呼さまぁ~!」
「へぇー、卑弥呼さまかぁ。んー、次は当てててみよっと。じゃあ…山本くん!なんかみんな知らないようなとこついてきそうな気がする♪」
「…千利休。」
「さすが、守備範囲が違うわね。」
「だれ?」
「さぁ?」
「やっぱり女子はあれかしらねー。じゃあ…高野さんと中原さん!」
「やっぱり新撰組でしょー。」
「えー、坂本龍馬だよー。」
「やっぱりかー!定番ねえ。みんなはどっち派なのかしら?」
「やっぱ新撰組でしょー!」
「ねー。」
「いやいや、坂本龍馬をなめちゃいかんよ。」
「そうぜよ。」
「新撰組!!」
「坂本龍馬!!」
「「???」」
女子が新撰組派か坂本龍馬派か別れるなか訳の分からない男子はただその状況を呆然と見ているだけしか出来なかった社会の時間でした。
