
キミと一緒に…
第3章 クラブ!!
「ねぇ拓ちゃん。拓ちゃんはやっぱりバレー部にはいるの?」
「うん。今んとこは。でも体験入部はバスケとサッカーにも行こうと思ってる。亜美は?」
「私もねバレー部がいいけど体験入部は体操部とテニス部行ってみよっかなって。なんかちっちゃくても出来そうなスポーツだし。」
「ははっ!亜美らしいや。あ、そだ。今日のクラブ紹介の感想、どうぞ!」
「んとねー、体操部のあのやつは凄かった!で、料理部のクッキーも美味しかったし、野球部はキャッチボールしかしてなかったから地味だった。でも…やっぱりバレー部が一番だったよ!部長さんもやさしそうだったしパスしてた人もうまいし楽しそうだった!!見ててやってみたいなぁって思ったもん!!」
「たしかに部長は優しそうだったよな。あとほんとに仲良さそう。」
「うん!バレーボールって団体戦だからみんな心を合わせないと成り立たないもんね。プレーしてる人も補欠の人もみんな声だして心を一つにしたときこそ本当に勝てるんだと思う。」
「あぁ。コミュニケーションも大事だもんな。失敗したときに励ましてくれるときとくれないときと結構気持ちが変わるもんだし。チームの雰囲気をあげるためにもコミュニケーションは必要なのかもな。」
それから私たちは6時30分くらいまでひたすらバレーについて語り合っていた。
