
キミと一緒に…
第3章 クラブ!!
2日目、チア部。
「1、2、カモーン!!へい、へい!」
私はチア部はムリだと今確信した。だって…チアも体のやわらかさが必要だから…。
「よし!タワーいくよー。まず土台!!はいかたくんでぇ、はい、じゃあその上に…そこの子!!」
「え?」
私?私指さされた?ま、まっさかぁ♪だって私なんか…
「そこのちっちゃい子!!えと…高野亜美ちゃん?」
私…?
「こっちきて。んでこの先輩たちの上に立ってね。」
「こ…ここにですか??」
「うん。」
む…無理だよ…。こんな高いの…。こう見えて私高所恐怖症なんだよぉ。ただでさえ先輩背が高いのにこの上なんて…。
「だいじょーぶ!!ちゃんとサポートするから♪じゃあいくよぉ、せーの!!」
「きゃあ!!」
やだやだ、高いよぉ(T^T)
「じゃあそのまま前に倒れてね!!」
「む、無理ですよ!!」
「だいじょーぶだってば!はい、いくよー。みんな受け止めるからこっちきて。はい、亜美ちゃんいくよぉ、せーの!!はいとんで!!」
「や…。」
「はい!…もぉしょーがないなぁ。じゃあ二人とも投げてね。んで前に飛び込んでよ!!はい、せーの!!」
「き、きゃぁぁぁぁぁ!!!!」
その日、体育館に私の叫び声が響きわたりました。
ということでチア部も候補剥奪。
