
キミと一緒に…
第1章 中学生!!
「ねぇねぇ、亜美。さっき言ってた拓ちゃんって誰?」
「拓ちゃんは私の幼なじみ。」
「へぇ、幼なじみかぁ。いーなー、かっこいい人が幼なじみなんてぇ。」
かっこいい…のかな?ちっちゃいころからずーっと一緒にいたからよくわかんない。
「そーでもないよ。ほら、教室行こっ!!」
「あー、逃げないでよー。教室でたっぷり聞かせてもらうからね!!」
「はいはい。」
ほんとびっくりした。拓ちゃんがあんなに人気になるなんて。あとで拓ちゃん家いってみよーっと。
がらがらがらっ
ん?なんか見られてる?特に男子に…。
あ、そっか!!杏里見てるんだ!!杏里かわいいもんね!!
「杏里すごいね!!もうクラスの人気者だよ!!」
「亜美…あんたも見られてるよ。」
「えー、そんなことないよー。」
がらがらがらっ
「はーい、席つけー。」
