
私の憧れの人
第2章 出会い
陽side
あれ?こっちの方に指、指してる?
誰だろ…?
とりあえずキョロキョロしてみる…
わかんないので敦司の方を向くと
「……ぷっ」
えっ、笑われた…?
「ねぇ、陽」
『なに、真希』
「敦司が指、指したのって
陽じゃないの?」
『そんなわけないでしょ(笑)』
「陽!敦司がこっちに歩いてくるよ!?」
『えっ…』
「君、可愛い^^
あのー、俺はこの子と話する」
えーっ!?
「ほら、いこ?」
とても自然に私の手を取って
ステージ裏に歩いていく
「陽ー!頑張って^^」
と真希の声がした
