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相思相愛*

第4章 過去の決意*

RRRRRR♪

電話が鳴った。
この電話が勉強の終わりを告げる合図である。


「あ、お母さんだ。」

「燐加出るか?」

「うん。ありがとう。」



受話器を取る。

「もしもし。お母さん?」

『ああ、燐加?』
『ご飯出来たから帰っておいで。』

『志悠君の分も作ったから、連れて来て。』

「うん、分かった。ありがとう。」



「…何て?」






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