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命~タイセツサト、トウトサ~

第16章 第十六章【真実&茉莉の正体】

~?~

美成子ねぇニヤッ

美:「ねぇ、茉莉ってだれ?」

?:「僕が教えてあげるよニヤッ」

茉莉…
僕の最愛の人…

?:「茉莉って子はね…」

ちょうど4年前…
~隆弘~

茉:「たーかひろ!!」

隆:「茉莉!!」

14の時に
茉莉に会った…

茉:「こんな所で何してるの?」

俺の…初恋

隆:「ん?茉莉を待ってたって
  言ったらどうする?」

茉:「カァァァァァ///」

隆:「ははっ(笑)
  真っ赤、可愛い」

茉:「かっ//可愛く無いわ!!
  てか、付き合ってもないんだから
  そんな事言わない!!」

隆:「じゃぁ、付き合おっかニコッ」

茉:「えっ//ふっ、ふざけないで!!」

グイツ
茉莉の顎を持って俺に向けさせた

隆:「マジ真剣なんだけど…」

茉:「カァァァァァ///」

隆:「返事わ?」

茉:「よっ、よろしくです!!」

チュッ

茉:「カァァァァァ///」

いちいち反応が可愛くって
いじめたくて仕方なかった

ザッパーーーン

隆:「ここの海、俺のお気に入り」

茉:「綺麗だね…」

茉:「二人きりだね…」

隆:「なぁ、ここにわは
  絶対ひとりで来るな?」

茉:「何で?」

隆:「とにかくだ…わかったな?」

茉:「うん…」

俺は解ってた
絶対行くって…

隆:「もぅ帰るか」

茉:「うん!!」

翌日…

隆:「茉莉が??!!」

俺は病院に向かった

隆:「茉莉は??」
 
茉莉の
顔には涙の後がついて
痣がいっぱいあった

隆:「茉…莉?」

きれいな顔をしながら眠っていた

隆:「おい!!茉莉!!」

俺は叫んだ

隆:「茉莉!!起きろって(泣)
  なぁ!!何でひとりにすんだよ!!
  おい!!茉莉!!」

医:「お母様達が来られないので
  困っておりました
  あなたは、茉莉様の彼氏さんですか?」

隆:「あぁ、茉莉は何で眠ってんだ?」

医:「茉莉様は、永遠の眠りにつきました」

はぁ?
何意味分かんねぇこと言ってんだこの医者

医:「海岸で、見つかりました」

隆:「海岸…って?」

医:「~……海岸です」

隆:「行くなって、
  行くなって言っただろ!!」

医:「残念です…」

俺は…どうやって生きてきゃ
いいんだよ(泣)茉莉ぃ

ここからだった
これで終わらなかった…

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