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命~タイセツサト、トウトサ~

第10章 第十章【戻れない…】

~郁~

美成子美成子美成子美成子
心の中で叫びながら
美成子の家に行った

ガチャッ
どこだ!!美成子…  

シャァァァァ

風呂か?

ガチャッ

美:「誰?」

美成子の顔はシャワーがあっても
わかるくらいにぐちゃぐちゃだった
涙で……

体からは血が出てた…

ギュッ

美:「やだ(泣)触らないで」

郁:「悪かった」 

美:「もぅ、遅いよ(泣)
  汚れちゃった(泣笑)」 

グイッ
チュッ

美:「んっ」

熱く深く
全身で愛してるを伝える
きっとわかってくれる
こんなやり方しか俺は出来ないから…

美:「(泣)」

ほんのりと
美成子の頬に雫が流れた
 
郁:「美成子…」

ギュッ

美:「もぅ、汚いんだよ?
  何で私なの?」

郁:「お前しか居ない」
 
美:「郁ぅ(泣)ずっと待ってたぁ(泣)」
 
郁:「あぁ」

美:「また、戻れるの?」
 
郁:「あぁ」

美:「ぅわわわわん(泣)」 

郁:「泣くな?愛してる…」

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