御曹司と護衛女子
第27章 絶対領域っ!!
梨子は後ろを振り向いた時
わずかながら
滴のようにキラキラと
小さく輝き……
こぼれた滴は
波に呑まれていった
同時に梨子は海辺から
走り去っていった。
『あっ、待ってよ
梨子っ!?』
結城は梨子に何かが
あることを勘づき
梨子の後を追いかけていった。
『梨子っ…!!!』
結城は後ろから
走って逃げていく梨子に
何度も声をかけるが
全く振り向こうとしない。
結城の声は徐々に
大きくなっていった
『梨子っーーー!!!!!!』
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