御曹司と護衛女子
第5章 守るべき者!!
『おいっ、でくの坊っ!!
一回だけしか言わないっ
もし今度、アイツに手を出したら、
お前を絶対に許さないからなっ!!!』
鬼瓦は結城の鋭い目付きに、
動揺を隠せず怯えた、
結城が去ってこうとした隙に、
鬼瓦は反撃を仕掛けたが、
『往生際が悪いやつだな!』
廊下の横から、
妃先生が鬼瓦の足を引っ掛けて
転ばした。
『鬼瓦…………、
なぜお前は負けたか分かるか?』
妃先生は冷静な目付きで鬼瓦を
見つめる、
鬼瓦は何も答えることができなかった。
そして、
妃先生は答えた
『お前に守るべきものが
いないからだっ!!!』
『……ウッ、ウウッ………!!!!』