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恋愛トラウマ。

第6章 もう一人の転校生。




数秒の間、沈黙が続いた。




「…で、何?」


イライラしたあたしは、不満気に聞いた。



「……じゃあ、聞くけど、李羅ちゃんって翔也のこと好きなの?」



…ギクッ


って…

違う、違う!




何が、ギクッなのよ。

好きじゃない、好きじゃない……




「あれ、もしかして図ぼ…

「違うっ!!」
「あたしには、好きな人なんかいない!」







あーあ、なにムキになっちゃってんのあたし。

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