テキストサイズ

恋愛トラウマ。

第6章 もう一人の転校生。




「……ていうか、何でそんな事聞くの?」



ふと、疑問に思ったから聞いてみた。
いや、もっと早く疑問に思うべきなのだろうけど



「あのね、麗奈、翔也のことが好きなの♪」




……は?


って言いそうだった。


「ふーん。それで?あたしに何の用?」




無意識のうちに冷たい口調になるのは、本能的にも、麗奈を嫌っているからだろう。


「そ•こ•で、李羅ちゃんに協力してもらいたいなぁって思ったの!!」


「は?」


今度は、本当に言ってしまった。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ