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第6章 case3 【貴方ニ効果的ナ"復シュウ"ヲ】 2

「・・・ぁんっ」

途切れ途切れに部屋に響く、甘い声。這い上がり続ける昂揚感。身体の奥に溜まる熱と、翻弄していく、斎の手。

記憶が飛ぶ。

気が付けば、着ていたはずの服は既になく、斎の思うままに、本能が動く。

「んっ」

合わさった唇から、重なる唾液が甘い。蜜のよう・・・。

離れそうな唇を追う。引き寄せる。再度、重ね合わせ・・・。

クチュッ・・・と水音。

触れる肌が気持ち良くて、ぐずぐずに溶けるから、目を閉じて・・・。

気が付けば、深部に痛み・・・といっても痛みよりも、昂揚感と快感が勝って、そこから・・・何が何だか解らなくなる。

身体が融ける。溶けて、いく。

獣のようにお互いがお互いを貪って・・・果たしてどっちが、食われた、の?

・・・というか、これは・・・夢で・・・しょう?

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