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第7章 case3 【貴方ニ効果的ナ"復シュウ"ヲ】 3

・・・身体が重い。

ふわわわわわわっ、と大きく欠伸をする。目が覚めたばかりなのに、眠いってどういう・・・。



肌に触れる夏布団を包む布の・・・違和感。服を来ている感じが、しな、い?

素肌に大きい湯たんぽって、ちぐはぐ・・・っていうか、湯たんぽなんてあったっけ?というか、今湯たんぽいらないよ?9月だし。

じゃあ、えっと、これは、なに?

現実を直視、するの・・・ちょっと怖・・・と思いつつ、動く手を動かして物体を触・・・。

「って・・・えええええええーーッッ!!」

腰の辺りにまとわりついていた湯たんぽは、布団に深く潜っている、人の頭・・・で。

ついでに自分自身をチェックすると、下着すら、つけて、な、い。

あの、その、この・・・どうなってんのっ!?

ガバッと布団を大きく捲り、上半身を起こしたら、目に飛び込んだのは、同じく何も着ていない、爆睡中の斎。

っていうか、服どこっ!?

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