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夏、空。

第2章 何色



こういうとき、なんて言えばいいの?
考えている間も3人の女子はぐちぐち言ってくる。

どうしよう。

「お前ら何やってんの?」

思考がストップした。

「な、何って、別に…」

「話してただけだよ、菅原くん…」

菅原くん?
彼がこの状況を止めてくれたの?

女子はうろたえている。

「ちょっと内容聞こえたけどさ、それはあまりにもひどくね?」


菅原くんの一言で、教室の空気が変わった。

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