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夏、空。

第3章 桃色



あの出来事から数日。
まさか菅原くんみたいな爽やか青年がかばってくれるとは。

私は相変わらず暗い装いだけど、心は前より明るくなっていると思う。

菅原くんのおかげだ。

あれ以来、女子たちには陰で噂される程度におさまり、一安心。


菅原くんの方に視線をやる。
クラスメートと楽しそうに話す姿。

「いいなぁ」

つい口が綻んでしまう。

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