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夏、空。

第1章 白色



「…中崎さんてさ、友達いんのかな」

私のことだ。

「さあ…。いつも1人だよね」

聞こえないように小声で話してるけど、ばっちり聞こえます。

でも、そう思われても仕方ない。
常に1人で過ごし、見た目も地味。

メイクなんてしたこともない。

もちろん、友達もいない。

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