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一人ぼっちの姫

第9章 お話

目を覚ますと、そこはベットだった。


隣には、心配そうに私を見つめるキルト

「私…生きてるの?」

起き上がろうとすると、肩に激痛が走った。


『あ、寝ていてください…』


「なんで?あのとき、何があったの?」


『…ルイ様が刺されそうになったとき、…アンリがかばったのです。』




「…え…

アンリは?」



『まだ、…目を覚ましていません。』




「…私のせいだ…私のせいでアンリが…」


私の足は、がくがくと震えていた。


不安と

罪悪感。



『落ち着いてください
絶対、大丈夫ですから!!』






「うん…」





アンリ・・・

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