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一人ぼっちの姫

第11章 気持ち

その日の夜。

なかなか私は眠れなかった。


『ルイ様、眠れないのですか?』


「…ええ」


ぎゅっ



何も言わず、キルトは私の手を握りしめた。


温かい…



私はそのまま、眠りについた。




その日は、とてもいい夢を見た。




私とキルトが、楽しそうに笑っている夢。





とても、幸せな夢。

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