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適当日記

第4章 8月10日―東京

『パンダヒーロー』
(ドカンと一発。これから始まるパンダの攻撃何点入るか分からない!はい、一点二点三点四点五点六点七点八点何点入るか分からない!)
廃材にパイプさびた車輪
銘々に狂った絵画の市
黄色いダーツ板に注射の針とホームベースに奉仕の手

お困りならばあいつを呼べ
装電灯が囲むグラウンド
白黒曖昧な正義のヒーロー
左手には金属バット
(行っけー行け行け行け行けパンダ!押っせー押せ押せ押せ押せパンダ!)
ノイズだけ吐いて犬ラジオ
フラフラにネオンバニーガール
相場はオビウムの種一粒
奥の方に飲まれてく

「一つ頼むぜ。お願いだ。」
カラカラの林檎差し出して
何でもないような声で愚図って
さあ、どこにもいけないな!
パッパッパラパッパパラパ
煙る蒸気喧噪の目
パッパッパラパッパパラパ
ここで登場ピンチヒッター
パッパッパラパッパパラパ
あれはきっとパンダヒーロー
パッパッパラパッパパラパ
さらば一昨日殺人ライナー


()=合いの手

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