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友「きゃ～咲く～ん」

親友の甘ったるい声が耳元でした。


麻千架「うるさいな～」

まったく、どこがかっこいいのか。


友「だって私の前を咲君が通ったんだよ!!」


麻千架「はいはい。わかった、わかった。」


友「麻千架もせっかく【WAN MOON】のライブ来てるのになんで、座っているの！
ちょ～イイ席なのに」


麻千架「だって、私興味ないもん。友が無理やり連れてきたんでしょ。」


友「まったく。それじゃあ彼氏出来ないよ。」


麻千架「私にはアニメがあればいいの。ってか、彼氏居るのにこういうとこ来るもんなの?」


友「彼氏とこれは別！」


麻千架「そうですか。」