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この手を離さないで

第8章 私がしてあげられる事…

-トントン-

麻千架「漣君、なんか私がしてあげれる事ない?」

漣「な、いよ…」

なんか、ありそうだけどな

麻千架「私、頼れないかな?」

漣「っ!そんな事ないよ…ただ…」

麻千架「ただ?」

漣「うつっちゃうから。」

風邪がうつっちゃう事を心配してくれてたんだ…

麻千架「大丈夫だから」

漣「じゃあ…」

私を手招きした漣君。

漣「寒いから一緒に寝て…」

//////

な、何言ってんだよ!

しかも、全く恥ずかしがってない!

何故なんだ?

漣「…ダメ?」

ベッドから、上目遣いで頼んできやがる!

か、カッコいい…

今日は、漣君にしてあげられる事をしようって決めたんだ!

でも/////

流石に、このアニヲタな麻千架でも恥ずかしいぜ!////

漣「…ほら」

手を差し出す漣君。

しょうがない!

覚悟を決めろ!麻千架~

そっと、漣君の手に、自分の手を乗せる。

ニコッと笑うと私を、自分のベッドに引っ張る漣君。

病人とは思えないほどの力強さ。

麻千架「うわ!」

引っ張られて、漣君のベッドの中に入ってしまったよ…


漣「…温かい」

そう言ってギュッと私を抱きしめる

私は抱き枕か~い

それにしても…


緊張する/////

漣「お休み…」

寝るの早いし!

ってか、私まだお風呂入ってない!

でも、漣君が抱きしめてるし////

あ~漣君のファンに怒られる…

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