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ヤンキー守護レイ

第26章 またこの部屋で。



みんなが…いなきゃ私…


ほら。

大切な人のために流せる

涙があるって証明したのは、

みんななんだよ?



つむっている目を少しでも
開けると、涙が溢れる。


あれが最後だったかも、

なのに私は…!


みんなへの申し訳なさと、

自分への悔しさがにじむ。



聞こえてくるのは、


ひぐらしの鳴く声。




私と一緒に、鳴く声。








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