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完熟の森

第19章 可愛い大人

ある日業者がやって来て裏の山を少し伐採した。


「雫、何で伐採するの?」


「今年の暖炉の薪を作って貰うのよ」


「へえ」


僕はベッドルームの窓からその様子を見ていた。


「ねえ、雫、俺が薪割ってやるよ」


僕は薪割りをやってみたくなった。


「大変よ」


「無理だったら、業者に頼めばいい」


「じゃ、お願い」


僕は翌日早速、外で薪割り作業をした。


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