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完熟の森

第23章 富岡と理音

「千晶、来て」


雫はそう言って僕を抱き締めてくれた。


だから僕も抱き締めた。


雫の柔らかい胸に耳が当たって雫の鼓動が聞こえた。


僕はその音と温もりに安堵する。


お互いの肌の体温が溶け合って居心地が良く、僕は瞼を閉じた。


理音は確かにMだったが僕もちょっとやり過ぎていた。


僕はプレイ的なセックスに楽しんでいたあの頃の自分が幼稚に思えた。


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