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完熟の森

第4章 家族

ベッドに寝転んで、目を瞑った。


しばらくすると、ドアをノックする音が聞こえた。


「お兄ちゃん、いい?」


「何?」


美梨はドアを半分開けて顔を出した。


「さっき、ごめんね」


美梨の反省した顔がちょっと可愛かった。


「別にいいよ…」


そう答えると美梨の顔は明るくなって、ドアを閉めた。


美梨の廊下を歩く足音が聞こえた。



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