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完熟の森

第38章 大人的ディナー

結局、僕が食べた極上のご馳走は一晩で使い果たし、夜中には腹が鳴った。


僕は一人でクスクス笑った。


大学合格祝いの別のご馳走は、高級ホテルでの食べ放題だった。


でも僕は幸せだった。


雫を心ゆくまで愛せる事ができる幸せだ。


満足し僕の隣りで眠っている愛しい雫の髪をよけそっと頬に触れた。


雫の体温が指に心地良く伝わった。


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