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完熟の森

第43章 ガールフレンド

「ごめん…清花。
清花の事好きだよ。
好きだけど、まだ親や親戚に紹介って程の関係でもないだろ?」


「・・・・・」


清花は顔色が変わって黙り込んだ。


「清花?」


「・・・・・」


おい、なんか言ってくれよ。


すると清花はシクシクと泣き出した。


ああ、行くって言うのを待ってるんだ。


正直、めんどうになってきた。


「ごめん、今日は帰るよ」


僕は素早く服を着て、逃げるように、清花のアパートから出た。


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