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完熟の森

第43章 ガールフレンド

結局、僕達はギクシャクし始めた。


先に進めようと焦る清花と、どっかで雫を引き摺っている僕とでは重なり合うには気持ちが違い過ぎた。


僕はクリスマスは一人で過ごす事になった。


清花は別れ際、千晶って「どっか冷めてるよね」って言われた。


僕は僕なりに清花を好きになっていたし、これからもっと好きになろうと思っていた。


残念だが新しい愛を育むには清花では無理だった。


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