テキストサイズ

完熟の森

第45章 妹の結婚

披露宴の帰り、森の前の道路をタクシーで通った。


森は秋色で一番美しい時期だった。


僕は窓を開け、思い切り匂いを嗅いだ。


秋の枯れ葉の匂いと共に一瞬焚き火の匂いがした。




ストーリーメニュー

TOPTOPへ