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完熟の森

第46章 雫の本

僕は知った。


雫の深い愛を…


雫は僕のまだ見えない未来の為に別れを選んだ。


あの小さな平凡で退屈な街から出す為に。


でも僕は思う。


僕にとってはあの街は退屈ではなかった。


僕には刺激的で優しくて温かった。


そして僕はあの街でちゃんと愛を学んだ。


雫から僕は沢山のものをもらって成長してた。


そして、僕はここでも成長してるはず。


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