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イニシャル

第1章 こんなにも突然



やっぱりいる、やつだ……


そこには圭がいた。





最近特に仲良くなり、
塾でよく話すようになった。


バカな話から真面目な話まで
どんなことでも話せる仲だった。


だから、
広樹のことも知っていた。









「ねぇ圭くん…
わたし、どうしたらいいの…?」


「まぁね…
そういう時期なんじゃない?
信じて待ってみなよ。」





いつもテキトーな圭くんが

真剣に考えて答えてくれのが

なんだかすごく嬉しかった。


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