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報われない2つの恋

第2章 2つの恋



「今日はどーする?ホームで良いよね?あそこが一番落ち着くし。」


「そうね。ホームで良いよ。」




私と国生さんの間では『いつものラブホテル=ホーム』と呼んでいた。


可愛らしいカップル向けのラブホテルが建ち並ぶ中に、仁紀は古くて、味のある、昔ながらののラブホテル。



それが私たちのホームだった。


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