絶対内緒!
第1章 in プール
でも私は、気付かなかったの。
何故こんなにも
修が積極的だったのかなんて。
「優,浮き輪あるからそれで流れるプール行こう。お金払ってくるわ」
修はいきなり私を置いて
浮き輪を借りにいってしまった。
流れるプール、楽しみ!
「じゃあいこっか。」
「うん!....ひゃ、冷たい!」
私は楽しくて
わくわくしながら浮き輪に
身を委ねる。
後ろから修が
ぶらさがる型。
「きもちいね、修。」
「そうだな....」
修はいたずらな笑みを浮かべると
私に向かって笑いかけた。
そして、
「しっかり浮き輪捕まってろよ」
とニコニコ笑って言った。