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あたしは誰のもの?

第12章 冷華と千草の過去


「なんか・・・いい匂い・・・ねぇ?それあたしに頂戴」



・・え?


後ろから突如声が響く


「・・・・・」


「ん?」


後ろを見ると女の人の顔・・・



驚いてなにも言えなかった


「くれる?」


「え、あ・・・・」


「うち腹減ってんだわ、貰うよ」


あたしの弁当のおかずをヒョイととって食べる


「うまっ」



バッ

思わず弁当をベンチに置いて、その場所から逃げ出した


「え!?あ、ちょっと!?」



あたしを止める声が聞こえたが


無視をして無我夢中で走った

 

 

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