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あたしは誰のもの?

第13章 裏切りと幸せ


音楽室に残る僕ら


「はぁ・・・離れるのはいつかはあると思ってたけどな」


哉夜が悲しそうに言う

「だなー・・・・しかも千紗かよ」

琉星が笑いながら言う


「・・・・・ねぇ哉夜と琉星は冷華がQUEENになることは認めたの?」


「「あぁ」」

二人の返事は同時だった


まぁそうだよね
認めなかった千紗が言ってる時点で止めるよね


「千草、認めてねぇのか?」

「ううん、冷華だったらいいと思ってる」

「・・・だから千草、冷華で金稼ぐのやめろよ?」


哉夜はそう言った

「・・・・・うん」


少し間を開けていった
落ち込んでるんじゃなくて

ホッとしてたんだ・・・

やめられる
自分のなかでやめられる口実ができるって


仲間なんだから・・・て



 

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