あたしは誰のもの?
第14章 後悔
雄汰side
千草の笑みはぞくっとする
特にいまの笑みはな・・・
あれは拒絶の笑みだな
本当に俺を恨んでるんだ
「・・・・なぁ、俺どうすればいいかな・・・」
冷華が好き
愛してる
また・・・一緒にいたい
「・・・雄汰・・」
「諦めるのか・・・?」
祥平が俺に聞いてきた
「諦めるわけねーだろ!アイツは俺のだ・・・」
「・・じゃあさ、その気持ちを伝えればいいんじゃないか?」
「・・・でも」
「ほらッ俺達ってさ、女には慣れてるけど恋愛とかって慣れてねーじゃん・・・?だからなんともいえないけどさ」
21になって初恋だもんな、俺
「まさか祥平が正論とか受けるんだけど」
隼がバカにしたように言う
「うっせ」
「ま、でも祥平の言うとおりだぜ?雄汰」
「和泉・・・そうだな、もう一度冷華を俺のにするわ!ありがとな祥平」
冷華覚悟しておけよ・・・?