あたしは誰のもの?
第15章 拒絶
QUEEN,冷華side
「ん・・・・」
あたしは一晩中、哉夜に抱かれた
そしていつの間にか意識が吹っ飛び、今は少し寝苦しさで起きた
外は明るい・・
朝だ・・・
ベッドから出ようとしたが、哉夜が冷華を抱きしめてる
だから動けない
しかも結構強い
「もー・・・・はぁ・・・哉夜起きて」
「・・・・そのうち」
意外にもハッキリとした声の返事
「・・起きてるでしょ」
「・・・・・・スピー」
「起きるよ」
「なんで」
「学校行きたい」
何日も行ってない
留年なんて嫌だからね
「いいよ、行かなくて」
「行く」
「行かない」
「行くの!」
ムリヤリ哉夜から離れる
だが、また抱きついてくる
「・・・・離れんな」