あたしは誰のもの?
第18章 "あたしは誰のもの?"
「・・・じゃあ・・俺と琉星は仕事があるからそろそろ行くか」
「あ、うん・・じゃあまたね」
「・・冷華がもっといてほしいならサボるよ?」
「行ってきなさい」
「「・・・チッ」」
「いってらっしゃーい」
笑顔で千草が手を振る
「お前も帰るんだ!」
「はぁ?僕は仕事なんてないし、冷華と一緒にいる」
「・・させるか」
駄々をこねる千草を無理やりつれていく
冷華は苦笑いで3人を見送った
「離せ!今日は冷華ん家泊まるッ!」
「誰がさせるかアホ!!お前、約束破りそうだからダメだ」
暴れる千草を強引に哉夜の車に乗せる
「哉夜、はやく発進させろ!」
「・・了解」
すぐエンジンをかけて発進する
「あぁー・・・!チッ」
千草はすごい形相で琉星と哉夜を睨んだ
「・・お前、一晩冷華といて襲わないってできるか?」
「・・・・・・できる」
なんだよ、その長い間・・
こいつは絶対できない
そんなやつを置いていけるか