テキストサイズ

あたしは誰のもの?

第22章 おまけ(END2)

ACE,千草side



ガンッッッ!!

千草は携帯を床に叩きつけるように投げた。


むかつく。

「あーいらいらする」


わかってるよ。
冷華の幸せを願うなら、ボクが諦めなきゃいけないのはさ。


でも....耐えられないよ......

ボクの隣じゃなくて他の奴の隣で幸せになるなんて。



ボクの冷華だったのにッ



ー今でもずっと考える。もしあの時もっと素直になっていたら。

もっと早くに出会えてれば。

ボクの隣に冷華はきっといたんだ。


ずっと、死ぬまでずっとこの後悔は続くと思う。

ボクは哉夜と冷華を祝福できる日なんて...こない。



ジワリと視界が滲む。
「ほんっとボクって、うざいクソガキで幼稚なことしか考えないな」



ストーリーメニュー

TOPTOPへ