あたしは誰のもの?
第22章 おまけ(END2)
少しだけわかっていた。
3人の気持ちと向き合うことは必ずいい方向に転がるわけではないことを。
でもあたし自身の答えに気づいてしまった今、後戻りする事はもうできない。
ごめんね、千草
_そう必ずいい結末とは限らない。
何年間と築いてきた友情は儚くも簡単に壊れてしまう。
KING,哉夜side
自分の胸の中で声を押し殺してなく冷華。
"彼女"となってこれから始まるというのに、
黒い感情と脳に過る嫌な予感。
幼い時から一緒にいるとよくわかる。
あいつは・・・・千草は1度や2度潰した相手であろうと容赦なくありとあらゆる方法で完全に息の根を止める。
今までは性格悪いなとしか思っていなかった相手が俺の"敵"になる。