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あいつの監獄

第3章 恐怖と優しさ


起きたとき
部屋には誰もいなかった

あたし…
そうだ、昨日あいつが…

あれ?
今日は服も着てるし
ベッドに繋がれてない…

「おーい、山岸さん?」

いな…い、よね?

でも机の上には
コーヒーカップと
新聞が乗っていて

さっきまでここに
いたことがわかる

新聞…
そーいえばここテレビも
ないし今の情報が
全く入ってこない

アイツが帰ってくる前に…
そっと新聞を
手にとった

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