
ファースト・ラブ
第2章 第1章
「まぁ……沙菜もいつかわかるときが来るでしょ。」
「……??」
なんだかあたしだけおいてけぼりにされたようで少し寂しい;;
キーンコーンカーンコーン
唯とそんな会話をしていたらいつの間にかチャイムが鳴っていた。
「ヤバッ !!! 沙菜、ダッシュ !!!!!」
「あっ !! 唯、待ってよ※」
テニス部の唯はあっという間にあたしを置いて走り去ってしまう。
あたしは帰宅部なんだからちょっと速いよ~(涙)!!!!
あたしだけヘトヘトで教室に着くともう授業が始まっていた。こんなときに限って色々口うるさい藤波先生の授業中だった。
