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おいしい関係

第2章 1

それほどその料理は美味しかった。

今まで食べた有名店の料理も、もちろん美味しかったが‥‥
なんていうか、これは次元が違う。
食べた時に幸福感に満たされて、胸の辺りがほんわりする様な温かさに満ちている。



思わず弛んだ頬に気付き、顔を引き締める。


危ない、危ない‥
食事しながら1人でニヤニヤしてるなんて、ちょっと変な人だよね‥‥



その後出てきた料理も総て素晴らしく、私は自然と弛む顔を引き締めつつコースを食べ終えた。



どんな人が作ってるんだろ?

私は最後のドルチェとコーヒーに口をつけながら、料理の作り手に思いをはせた。




その時

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