ガーディスト~君ヲ守ル~
第2章 秘密のデート
「ん…」
あれから数分後、つぐみは再び目を覚ました。
俺たちはつぐみの反応を待つ。
「…あれ?やだ…私また寝てた?」
つぐみは俺たちの顔を交互に見た。
「私…どれくらい寝てたんですか?」
「20分くらいかな」
護先輩が答える。
「すみません…警護してくれてるのに…」
申し訳なさそうに言うつぐみに俺は、
「大丈夫ですよ、東さんは自由にしててください」
と、優しく言った。
(さっきあったことは、まだ言わない方がいいな…)
つぐみが寝ている間、俺と護先輩はそう判断した。
つぐみの家で荷物を用意した後、俺たちはビジネスホテルに向かった。
チェックインを済ませ、203号室の部屋に入る。
俺たちはつぐみの好意に甘え、部屋の中 で食事をとった。シャワーを浴びると言うので、一旦俺たちは部屋の外に出て待機することに。
「祐司、2時間交代な」
護先輩は部屋の中で待機、俺は部屋の外で待機することになった。