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ガーディスト~君ヲ守ル~

第14章 それぞれの道

「東さんはこれからどうするんですか?」



珍しく祐司がつぐみに問いかける。



「村上さん…」



一瞬驚いたつぐみだったが、すぐにニコッと笑顔になった。



「心配してくれてありがとうございます。私は…お母さんと同じ道を進もうかと思ってます」



「看護士、ですね」



「はい。私も皆さんのように、使命感を持って命を守る仕事がしたいなって思ったから…」



そう語るつぐみの瞳はキラキラと輝いていた。



「それを聞いて、安心しました」



祐司は穏やかに微笑する。



「村上さん…」



つぐみは祐司をまっすぐに見つめ、



「本当に、守ってくれてありがとうございました」



深く頭を下げた。



「いえ、あなたが無事で、本当に良かったです。俺はこれからもずっと、あなたの幸せを願っていますから」



祐司は再び穏やかに微笑した。






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