街外れの整体院
第4章 患者No.3
「どこをけが、したんですか?」
そういいながら、彼女の身体を観察してみる。
胸は小さくはないが、大きくもない。
が、出るべきところは出ていて、引っ込んでいるべきところは引っ込んでいる。
結構いい体つきだ。
「えっと、足、けがしてたんですけど、それは結構治ってて…」
じゃあ、俺、出番ないんじゃ…?
「でも、身体固いからけがしやすいんだって、いわれて。だから、マッサージ、お願いできますか?」
そういうことか。
「もちろん、いいですよ」
にっこりと笑ってやると、さっとほほに赤みがさして、俺から目をそらした。
ウブだな。処女か?