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平和のために

第15章 優しさの傷

「まってよ!!紫音!!」

紫音は私の手を振り払った後に
走って走って…



校舎裏の行き止まりに来た所で
止まった





「…んで?」


息が上がってるせいで
よく聞こえない



「え?」





「何で着いてくるのよ!?」


見たこともないような
すさまじい剣幕だった



でも…それよりも
紫音に突き放されたことが
ショックだった

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