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平和のために

第18章 覚醒

そうそう、

この裏に
確か…確か…


大きな水槽みたいな









牢屋があって……




「水牢に治めてください」




私が昔、死ぬ直前に
いった言葉…





四神がみんな死んじゃって
四季を守るために身を捧げて…






じゃあ、千年間ずっと
ここに…!?



―――…おそらくそうでしょう

の能力覚醒が
しきれないのも

ある意味この中途半端な
状態のためです





洞窟の石段を降りると
やはりそこには…水牢と…



中には姫様が…

体に鎖を巻き付けられ、
封印のお札が張られている





一見すると美しすぎる姫様は
多分知らない人が見たら
置物だと思うだろう

でも私は一目で
前世の自分だとわかった



やはり、
ここはあなたがいるからか
魔力が強いですね…




―――…お願いがあります

私の身を壊してください

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