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平和のために

第1章 キオク



―…雨が降っている
嵐が近づいているようだ



ここはどこかしら


草原、と潮の香り…海かしら

丘?




目の前に見知らぬ男性がいる


いや、違う
私は彼の事を知っている

とても穏やかに笑う人




でも悲しそうな顔をしている



何かを叫んでいるけど
雨の音で聞こえない




そのうち
ノイズが大きくなってくる

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